
1、開封、付属品紹介
2025年7月8日発売のRedmi Pad2が届きました。価格は公式サイトで21980円と驚異的な安さ。どのくらい使えるのか試してみました。


内容物は、Redmi Pad2本体、ACアダプター、充電ケーブル(Type C) 、説明書でした。
付属品としては十分な量が付いています。保護フィルムやケースは同梱されていないので別途用意が必要です。
2、本体外観、簡易スペック紹介
タブレットのサイズは縦254.58mm、横166.04mm、厚み7.36mm、重量510g(公式発表)となっていて11インチディスプレイを搭載しています。

インカメラはiPadのような画面上部ではなく、画面右中央に付いています。

本体下部には充電用のType Cポートとイヤホンジャック、2つのスピーカーがついています。

本体上部には電源ボタンとこれまたスピーカーが2つ。右側面には音量ボタンが付いています。

裏面はリアカメラが左上に大きくあり、下にはREDMIの刻印があります。
ボディは安いプラスチック製ではなく金属製デザインとなっていて、値段の割に高級感ある仕上げになっています。
3、詳細スペックと実測
Redmi Pad2の公式発表より詳細スペックは、
CPU MediaTek Helio G100-Ultra
メモリとストレージ 4GB + 128GB(21980円)、6GB + 128GB(29980円)、8GB + 256GB(34980円)
ディスプレイ 解像度:2560×1600、274 ppi リフレッシュレート:最大90Hz
カメラ リアカメラ 800万画素 動画1080p 30fpsまで。フロントカメラ500万画素 動画1080p 30fpsまで。
バッテリー 9000mAh 18W充電まで対応
データ転送 USB2.0
接続性 WiFi5 Bluetooth5.3
OS Xiaomi Hyper OS2
となっています。
実際に、検証できるところを検証していきます。
まずはCPU Antutuベンチマークを使い、スコアの計測とどの機種と同じくらいの性能なのかを検証します。

スコアは40万点ほど。チップ性能としてはエントリー向けでブラウジングや動画視聴程度の使い方が主になると思います。
ガッツリゲームに使いたい方や動画編集や音楽制作などを考えている方は選択肢に入らないレベル。
他機種と比べるのは意味がないとは承知の上で比較すると2018年のiPadに載っているA10チップや2018年に発売されたサムスンのギャラクシーS9に搭載されたSnapdragon845などと同等のスコアでした。
7年ほど前のハイエンド機種程度のスペックにはなるのでやはりブラウジング、動画視聴用の端末にはなってしまうと思います。
ゲーム性能検証
ここからは実際にゲームをインストールしてみて動作の確認を行いました。


モンストくらいの軽量級ゲームは快適に動作します。
エフェクトが重なり、処理が重くなる場面でも問題なく動作します。


ウマ娘くらいはギリギリ動きます。
レースシーンなど一瞬のカクツキはあるものの、そこまでストレスとまではいきませんでした。
また、ディスプレイの綺麗さもあり、大画面のライブシーンはとても良かったです。
総合的にみて、ゲーム用に買うのはおすすめはできないが、多少のソシャゲ、デイリー消化くらいであればRedmi Pad2を使っても良いとは思いました。
原神のような重量級タイトルや、PUBG、荒野行動のようなFPSゲームは流石に厳しいです。
カメラ性能
Redmi Pad 2のカメラ性能について検証していきます。
公式発表では、背面カメラ800万画素、インカメラ500万画素とのことなのであまり期待はできないですが、実際の写真を確認します。
背面カメラ↓

インカメラ↓

比較用 iPhone13で撮影
背面カメラ↓

インカメラ↓

シナモンのぬいぐるみを壁に立てかけて比較撮影しました。
iPhoneも最新のものというわけではないので比較対象には微妙ですが、
Redmi Pad2はAI補正によるものなのかより明るく、白っぽく写っています。そのせいで特にインカメラではシナモンと壁の輪郭が曖昧に。
また、ぬいぐるみの毛の部分がiPhoneでは撮影できているのに対し、Redmi Pad2では潰れてしまっています。
しかし、記録用くらいには十分かなといった性能。
動画に関してはブログに掲載することはできないので割愛しますが、30FPSまでの撮影なのでwebミーティングくらいのものと思った方が良いです。
ディスプレイ、サウンド性能
今回のRedmi Pad2最大のウリはここだと思っています。
公式サイトでも「ひろがる映像美、ひろがる楽しさ。」とのキャッチコピーで販売されており、
ディスプレイは2560×1600の11インチ2.5Kディスプレイ。最大90Hz対応です。


ディスプレイは動画視聴にはオーバースペックなほどの高画質。発色も綺麗でとても見やすいです。
残念な点は90Hzディスプレイを生かしきれていないところ。
ホーム画面やシャオミブラウザ、Youtubeなどの対応アプリに限られていて、そもそもスペック的に90Hzをフルで生かし切れるCPUを積んでいないため一瞬の動作のもたつきや処理遅れによって、90Hzの恩恵は受けづらくなっています。
ですがそれを差し引いても高解像度11インチタブレットは使っていて気持ちがいいです。
次はスピーカーについてです。
Redmi Pad2はスピーカーにも力を入れていて、
本体上部と下部に2つずつスピーカーを搭載したクアッドスピーカーになっています。
またDolbyAtmosという映画館などで使われている立体的な音響を作り出す技術を搭載していると大々的に宣伝していて、サウンドにはかなりこだわっているようです。
実際にYoutubeをRedmi Pad2で見てみたところ、左右から音が出ることでとても聴きやすく臨場感あふれる視聴環境になっていると感じました。
4、まとめ
Redmi Pad2を実際に使ってみて、やはり動画視聴に特化したデバイスだなと感じました。
値段が21980円からというかなり低価格帯のタブレットでありながら高解像度90Hzのディスプレイ、クアッドスピーカーを搭載しているコスパは正直おかしいとまで感じてしまいます。
CPUやカメラはかなり妥協しているとはいえ最低限のスペックは残してありますし、メイン用途が普段使いのネットサーフィンなどであれば全く問題ないレベルになっています。
今回のRedmi Pad2は低価格帯タブレットの覇権的存在、またひとつの指標になると感じます。そのくらい値段の安さを感じさせない作りになっていました。
値段も安く求めやすいのでタブレット入門の一台、動画視聴専用の一台にいかがでしょうか。